CryptoSlateの報道によりますと、米国証券取引委員会(SEC)の暗号資産ワーキンググループは先週、
ナスダック、Plume Network、Etherealizeと会合を開き、パブリックブロックチェーン上での証券トークン化の規制枠組みについて議論を行いました。
会議での主な提案:
- ナスダック:新たな取引所「ATS-Digital」を提案。これはデジタル資産契約とコモディティトークンの同時上場を可能にするものです。
- Plume Network(Arbitrumベースのプロジェクト):証券法に適合したDeFi規則の導入を主張。
- Etherealize:トークンの移転管理に関するルールを見直し、ブロックチェーンを株主名簿管理システムとして合法化することを提言。
規制の方向性について:
- 業界側は、「資産分類の明確化」「段階的なテスト導入」「モジュール型ルールの採用」などを要望しました。
- 一方で、SECの基本原則である『投資家保護』には異議を唱えなかったとのことです。
SECの暗号資産ワーキンググループは今後、以下の点について検討を進める予定です:
- 規制サンドボックスの導入
- トークン化証券専用の取引所設立
- 関連ルールのアップデート
なお、SECのマーク·ウエダ(Mark Uyeda)委員はすでに「サンドボックス制度の導入」を支持する姿勢を示しています。