米国商品先物取引委員会(CFTC)の市場監督部門、清算・リスク管理部門、および市場参加者部門は本日、意見募集通知(Request for Comment)を共同で発表しました。
これは、CFTCの監督下にあるデリバティブ市場における「24時間365日(24/7)取引」導入の可能性、利点、およびリスクについて包括的に評価することを目的としています。
CFTCの代理委員長キャロリン・D・ファム(Caroline D. Pham)氏は、次のように述べています:
「CFTCは、すべての市場参加者の利益を守りつつ、市場の活力とレジリエンスを確保するために、構造変化に対して前向きかつ未来志向で取り組まなければなりません。
現在、市場では24/7、24/6、または24/5のような取引時間の拡大傾向が見られており、この分野に関するさまざまな意見や提案を歓迎します。」
今回の意見募集の主な焦点は以下のとおりです:
- CFTCが監督するデリバティブ市場における24/7取引の導入が、清算・リスク管理体制に与える影響
- 市場の健全性、顧客保護、個人投資家の取引行動に関するリスク
- 連続運用される清算システムが直面する技術的・運用的な課題
この取り組みは、暗号資産市場などで一般的となりつつある「常時取引モデル」が伝統的金融市場にも広がるかどうかを占う重要な一歩として注目されています。