はじめに

Web3の世界は日々進化しています。今は多くのブロックチェーンが互いに連携しながら活動する「多チェーンエコシス」の時代です。しかし、ブロックチェーンは本質的に互いに情報をやりとりできないため、これがWeb3の経済活動を制限する要因になっています。

そこで必要なのが、クロスチェーンブリッジです。これを使えば、別のブロックチェーンに資金を移動して利用することができるようになります。

本記事では、そのクロスチェーンブリッジの基本の使い方を解説します。

1.クロスチェーンブリッジとは何か?

クロスチェーンブリッジ (ブリッジプロトコル) は、異なるブロックチェーンの間でトークンを交換するための技術です。たとえば、Ethereum (イーサ) にある USDT を BNB Chain (ビーエヌビーチェーン) に移動する場合などに利用されます。

2.主なクロスチェーンブリッジツール

(1)Orbiter Finance
  • 移動したいトークンのタイプを選ぶ
  • 移動先のチェーンを選択し、トークンを移動
  • 移動前に手数料やgas料を確認
L2同士のクロスチェーンはわずか一分で可能。L2からイーサリアムネットに移動する場合はもっと時間がかかる
(2)Bungee
  • ホームページを開いて、基本的な操作はOrbiter Financeと同様
  • 移動先を選んでトークンを移動
  • gas料をしっかり確認
(3)MetaMask
  • MetaMask Web版のクロスチェーン機能を利用
  • 基本操作は他のクロスチェーンブリッジツールと同様

3.その他

欲しいチェーンが上記ツールにない場合、そのチェーンの公式サイトで対応クロスチェーンを確認

4.注意点

  • 正規サービスを使う (フィッシングに注意)
  • 手数が高くならないようチェック
  • トークンダッシュを避ける

最後に

これで、クロスチェーンブリッジを安全に使えるようになります。ぜひ実践してみてください!