CFTC(米商品先物取引委員会)議長であるロスティン・ベナム氏が間もなく退任する予定である中、市場関係者の間では、トランプ次期大統領が暗号資産業界を支持する人物を新議長に指名する可能性が高いとの見方が広がっています。

現時点で、共和党所属のCFTC委員であるサマー・マーシンガー氏とキャロライン・ファム氏が暫定議長の候補として挙げられています。

また、かつてCFTC委員を務め、トークン化商品や分散型金融(DeFi)の革新的なアプローチを提唱したブライアン・クインテンツ氏も有力候補の一人です。現在、彼はa16z crypto(a16zのデジタル資産部門)の政策責任者を務めています。

なお、CFTC議長ロスティン·ベナム氏は2025年1月20日のトランプ次期大統領の就任式当日に退任予定です。ベナム氏は、「米国の規制体系において、多くの暗号資産分野が依然として規制の対象外である」と指摘しており、CFTCが暗号資産の現物市場規制機関として重要な役割を果たす立場にあると述べています。