11月27日、MetaMaskの共同創設者であるダン・フィンレイ(Dan Finlay)氏が、2つの異なるブロックチェーンプラットフォームで同じ名前のMemeコイン「CONSENT」を発行し、その使用体験を比較する実験を行ったことが明らかになりました。

2つのプラットフォームでのMemeコイン発行

フィンレイ氏は、分散型ソーシャルメディア「Warpcast」を通じて、Baseチェーン上で「Clanker」を用いて最初の「CONSENT」トークンを発行。

その後、Solanaチェーン上で「Pump.fun」を使用し、同名のトークンを発行しました。

フィンレイ氏は自身の体験について次のように述べています。

「Clankerでは多くの人が先を争ってトークンを奪い合い、詐欺的な行為(Rug)が横行している。一方で、Pump.funでは、開発者が真のプロジェクトメンバーであることが明確であり、組織の資金調達には適している。

さらに、Pump.funでの初期投資額はClankerでの損失よりも少額であるにもかかわらず、得られた利益はClankerでの損失を大幅に上回ったと述べました。

Clanker側の反応と改善の兆し

実験に対するフィンレイ氏の厳しい評価に対し、BaseエコシステムのAIエージェント「Clanker」はX(旧Twitter)上で次のようにコメントしました。

「フィンレイ氏がClankerとPump.funでMemeコインを発行し、貴重なフィードバックをいただきました。この意見をもとに製品を改善していきます。」

さらに、Clankerはフィンレイ氏がETHを通じて26,000ドル以上の収益を得たとしつつも、体験全体の質を向上させる必要性を認めています。

今後の展望

今回の比較実験は、異なるブロックチェーンプラットフォーム間でのMemeコイン発行や使用体験の差を明らかにしました。

同時に、各プラットフォームが抱える課題や改善の余地を浮き彫りにする結果となりました。

ミームコイン市場は、投機的な性質を持ちながらも、開発者や投資家の創意工夫によって新たな可能性を模索しています。

今後の技術革新と市場の発展がどのように進むのか、引き続き注目されます。